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痩身は保険適用になる?気になる条件3つと肥満外来について初心者向けに解説

MIZUKI

執筆者:MIZUKI

エステティシャン

エステサロン、ネイルサロンでの勤務を経験を生かし、「体の根本から痩せたい」みなさまの為に責任を持って施術させて頂きたいと思います。お気軽にご連絡ください。



痩身を保険適用できれば、経済的な負担が少なく安心ですよね。痩身には「健康的に身体を引き締める」という意味があります。ダイエットと同じように使われる言葉ですが、痩身は美容的な側面が大きいため、一般的に考えると保険適用はできません。

ただし、痩身の施術は受けられなくても、肥満外来の受診であれば、保険適用で減量できる可能性があります。今回は、痩身は保険適用になるのかを徹底解説します。肥満の治療が保険適用になる条件3つも紹介するので、ご参考にしてみてください。

痩身は保険適用にならない

結論から申し上げますと、痩身は保険適用にはなりません。痩身の施術を受けられるのは、「美容サロン」か「美容クリニック」です。

後者の美容クリニックであれば、医療機関であることから保険適用できるのでは?と思う人もいるかもしれません。しかし、美容クリニックは名前の通り、美しさを追求するための医療を施してもらう場所です。保険適用の対象となるのは、疾病の治療が目的の場合です。

美容クリニックでの痩身や医療ダイエット(食欲を抑える内服薬や注射など)は自由診療になるため、原則として全額自己負担になります。

疾病によっては保険適用で肥満治療できるケースがある

美容目的の痩身や医療ダイエットは、保険適用できません。しかし、疾病を抱えていたりリスクがあったりする場合は、保険適用で肥満治療できるケースがあります。保険適用での肥満治療は、一般的に肥満外来で行います。

  • 何らかの疾病で肥満になってしまった
  • 肥満が原因で疾病を抱えてしまった
  • 疾病を改善したり治したりするために減量が必要

こういった場合は、保険適用で肥満治療できる可能性があります。

肥満外来とは肥満の改善と解消を目指す診療科

肥満外来とは、総合病院などにある、肥満の改善と解消を目指す診療科のことです。肥満の主な原因は生活習慣の乱れによる食べ過ぎなどですが、中には疾病が影響していることもあります。

疾病を治療するための薬の影響で肥満になることもあり、医療による治療が必要なケースも多いのです。肥満外来の初診にかかる平均的な費用は、保険適用時で2,000〜10,000円ほどです。初診費用や通院費用は病院や治療内容によって異なるため、不安なときは事前に問い合わせて、確認するようにしましょう。

肥満の治療が保険適用になる条件3つ

肥満の治療が保険適用になるのは、健康に悪影響があると判断される場合です。現状疾患を抱えていなくてもリスクがある場合は、保険適用の対象になる可能性があります。肥満の治療が保険適用になる条件3つを紹介します。

BMI35以上の高度肥満

BMIとは、体重と身長の関係から算出できる、肥満度を表す指数です。

BMI = 体重(kg)÷身長(cm)÷身長(cm)

日本肥満学会の定めた基準では、BMI25以上が「肥満」に分類されます。BMI35以上の人は「高度肥満」となり、肥満が原因でさまざまな疾病のリスクが高まります。すなわち、現状何らかの疾病を抱えていなくても、BMI35以上の肥満は健康面で減量治療するべき対象となるため、保険適用になります。

BMI25以上で糖尿病や高血圧などの疾病を抱えている

BMI25以上から「肥満」の分類になります。BMI25以上30は「肥満(1度)※」に分類されるため、肥満の中では程度が低い方です。※BMIの肥満は1〜4度まで分類がある

ただし、糖尿病や高血圧などの疾病を抱えている場合は、肥満であることが悪い影響を与える可能性が高くなります。BMI25以上で糖尿病、高血圧、高脂血症、痛風、脂肪肝などの、生活習慣病を指摘されている場合は、保険適用で肥満外来に通院できます。

BMI25以上で内臓脂肪の蓄積がある

疾病を抱えていなくても、BMI25以上で内臓脂肪の蓄積がある場合は、保険適用で肥満外来に通院できる可能性があります。なぜなら、内臓脂肪の蓄積は動脈硬化や血栓の原因になりやすく、健康に悪影響を与えるからです。

内臓脂肪の蓄積があるかどうかは、病院のCTスキャンで判断できます。一般的に腹囲が男性は85cm以上、女性は90cm以上あると、内臓脂肪型肥満の可能性が高いといわれているため、受診前に簡易的なセルフチェックをしてみるのもおすすめです。

痩身エステであれば実費負担でもリーズナブルに効果を実感できる

痩身は保険適用できませんが、実は、実費負担でもリーズナブルに効果を実感できます。痩身には「美容(痩身)エステ」と「美容(痩身)クリニック)」の2種類がありますが、費用が安いのは前者の痩身エステの方です。痩身エステの平均初回費用は、5,000〜10,000円ほどです。

初回無料キャンペーンやモニター登録制度もあり、さらに安く施術を受けられるケースもあります。痩身エステでは医療施術ができないため、人の手によるマッサージや機械を使って、減量やボディメイクを行います。

効果が薄いのではと不安に思う人もいるかもしれませんが、1回だけでも目に見えて変化を実感できると評判が高いのが特徴です。クリニックより安く気軽に施術を受けられるので、ダイエットやボディメイクをしたい人は、ぜひ痩身エステの利用も検討してみてくださいね。

痩身は保険適用にならないが疾病によっては肥満治療ができる(まとめ)

痩身は美容目的のダイエットになるため、残念ながら保険適用にはなりません。しかし、日本には肥満を健康のために改善・解消できる医療診療科「肥満外来」があります。

肥満外来ではBMIが高く疾病を抱えていたり、リスクがあったりする場合、保険適用で減量治療を受けられます。原則として肥満外来での治療が保険適用になるのは「BMI35以上の高度肥満」「BMI25以上で糖尿病や高血圧などの疾病を抱えている」「BMI25以上で内臓脂肪の蓄積がある」ケースです。

ただし、これらの条件に該当しない場合でも、肥満が健康に悪影響を与えると認められた場合には、保険適用の対象になることもあります。保険適用になるかどうかは病院の方針によっても違うため、不安な人は事前に問い合わせできると安心です。

今日のポイント

  1. 痩身は保険適用にならない
  2. 疾病によっては保険適用で肥満治療ができるケースがある
  3. 肥満外来とは肥満の改善と解消を目指す診療科のこと
  4. 肥満の治療が保険適用になる条件3つは「BMI35以上の高度肥満」「BMI25以上で糖尿病や高血圧などの疾病を抱えている」「BMI25以上で内臓脂肪の蓄積がある」
  5. 痩身エステであれば実費負担でもリーズナブルに効果を実感できる

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